まだそれほどの年齢ではないけれど、ちょっとした段差でよろめいたりつまづいたりしたことって、ありませんか?
実はこの躓きは、足腰の筋力が衰えてきてるだけではないといいます。
ではなぜ?・・・それは、小脳の衰えかも。
そこで今回は、2020年2月12日「ガッテン」で放送された、寝たきり予防の最新メソッド。
“小脳力”トレーニングSPとして、転倒予防やめまい改善に期待できる、小脳トレーニングのやり方を紹介します!
小脳力の衰え
寝たきりになる大きな原因の一つに、躓いて「転倒」してしまうことが挙げられます。
転倒して寝たきりになるのは、お年寄りの高齢者ばかりかもしれませんが、骨折して入院するのは、若い方でも十分あり得ます。
ですから、若くても躓くことやよろめくことが多い方は、注意が必要です。
転倒してしまう原因としては、足腰の「筋力の低下」がありますが、今回注目したいのは、「小脳」の力です。
人間の体を飛行機に例えたとすると、機体が足腰で、小脳は操縦するパイロットの役割を担います。
つまり、小脳の力が衰えてしまうと、転倒のリスクも高まってしまいます。
ではどうすれば・・?
まずは、小能力をチェックしてみましょう。
20秒でわかる「小脳力のチェック法」
この方法で簡単に、小能力のチェックができます。
1.一方の足のつま先ともう一方の足のかかとをくっつけて、両足が一直線になるようにして立つ。
右足が前でも左足が前でも、好きな方どちらでもOKです。
2.腕を組んで目を閉じる。
※この状態で、20秒間しっかり立っていられたら、小脳はまだまだ元気で大丈夫です。
しかし、ふらついてしまったという方は、衰えが始まっています。
次の小脳トレーニングに移りましょう。
小脳トレーニングのやり方
小脳トレーニングを繰り返し行うことで、転倒防止・予防・めまい改善に期待ができます。
小脳トレーニング①
1.両手を前に伸ばして、親指を立てます。
両手の位置は肩幅くらいが目安。
2.顔を動かさずに目だけをなるべく早く動かして、左右の親指を交互に見つめる。
この動作を、10往復行います。
小脳トレーニング②
1.片手を前に伸ばし、もう片方の手であごが動かないよう固定します。
2.前に伸ばした方の手の親指を立てて、左右に大きくゆっくりと動かし、その親指を目で追うようにする。
この動作を、10往復行います。
この、2種類のトレーニングを1セットとして、1回に3セット行います。
朝・昼・晩と時間をあけて、1日3回行うと効果的とのことです。
まとめ
ちょっとした段差でよろめいたり、躓いたりするのは足腰が弱っているだけ。
筋肉をつければいいだけと思って、いつでもできるからと高をくくり、何もしていなかったなんてことありませんか?
もしそうであれば考え方をあらためて、これからは小脳のトレーニングを始めてみたら良いと思います。
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